農作業とともに周囲の環境や生態系も含めた「命のつながり」を体感しようと、済美平成中等教育学校(愛媛県松山市空港通5丁目)の4年生約120人が9日、東温市河之内の棚田で稲刈りと稲木干しを体験した。
 同校の総合的な環境学習「稲穂の里」プロジェクトの一環。松山市のNPO法人「なもし開縁隊」や地元農家の協力で、生徒は5月に約30アールの水田にコシヒカリともち米の苗を植え、6~8月には草刈りを行った。
 生徒は鎌を手に稲刈りに挑戦。慣れてくると、株数を数えながら手際よく稲穂を刈り取り、7株を一束にしてひもでまとめていった。途中、カエルなどの生物とも触れ合った。